ホームヘルパー2級 取得者に受講料補助 桐生市 介護現場人材確保へ

世界的不況で雇用情勢が厳しさを増す中、桐生市は、雇用対策と慢性的な人手不足に悩む介護現場の人材確保を兼ね、ホームヘルパー二級の資格を取得した人に対し、三万円を上限に受講料を補助する制度を始める。

 定員は二十人で、応募多数の場合は市が選考する。応募資格は、市内に在住し、市が指定する四つの介護事業所のいずれかで新たに資格を取得しようとする人。このうち二つの事業所は受講料は三万円未満で、実質自己負担ゼロ。受講する事業所は、受講希望時間などを基に市が決める。

 応募は、所定の申込用紙に記入の上、介護職を希望する理由を原稿用紙(四百字詰め)一枚に書き、二十二日までに市介護高齢福祉課へ提出する。

 申請用紙の配布を始めた今月一日は定員を超える約二十五人が用紙を持ち帰り、連休明けの七日には早くも六人が応募。好反応を受け、市は「中長期的に福祉業界で働く人が見つかれば」と期待を高めている。問い合わせは同課=(電)0277(46)1111=へ。 

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