潜在ヘルパーは138万人 08年、日本総研調査

2010年9月28日

ホームヘルパーの資格を取得して1年以内にヘルパーとして働いていない「潜在ホームヘルパー」が、2008年時点で推計で約138万人に上ることが28日までに、日本総合研究所の調査で分かった。

 調査は昨年10月、ヘルパーの資格を持つ全国3千人を対象に実施、その結果を基に推計した。
 推計によると、08年までのヘルパー1級から3級のいずれかの資格取得者は約175万人で、このうち、79%が潜在ヘルパーだった。

 将来はヘルパーの仕事をしたいと考えている人は約71万人。日本総研は「介護人材確保のためにも、働く意欲のある潜在ヘルパーの就業を促す環境整備が必要だ」としている。

 潜在ヘルパーの主な勤務形態では、飲食業などの「生活関連サービス」と、「医療・福祉」がそれぞれ約24万人。「無職」は34万人とみられる。

 高齢化の進展に伴い、07年に117万人だった介護職員は、25年には最大で倍以上の255万人が必要とされており、人材確保が大きな課題となっている。(共同通信より引用)

ホームヘルパー養成講座TOP/ホームヘルパーニュースTOP