講習会:介護ヘルパーら50人、とろみ剤の使用法学ぶ−−徳島 /徳島

11日の「介護の日」を前に、食事をうまく飲み込めない嚥下(えんげ)障害者へのケアをテーマにした講習会が7日、徳島市内で開かれた。飲み込みやすくするためのとろみ剤の実習などがあり、家庭や病院で介護サービスを行うホームヘルパーら約50人が参加した。

 日本看護家政紹介事業協会県支部(北浜明子支部長)が毎年開いている特別研修会。今年は介護向け食品の製造・販売会社「ヘルシーフード」(東京都)の管理栄養士、西野佳奈さん(25)が講師を務めた。

 ぱさつく食品や茶などの飲み物は、高齢者にとって飲み込みにくかったり、むせたりすることがあるため、とろみ剤などで適度な粘り気を与えることが重要という。実習では、粉末のとろみ剤を水や茶に混ぜ、使用法や粘り気の具合、味を確認。ペースト状の食品の試食もあり、参加者は熱心に取り組んでいた。

 同市庄町1のヘルパー、堀節子さん(62)は「現場でとろみ剤を使うことは多いが、手探りでやっていた状態。良い機会になった」と話していた。(毎日新聞より引用)

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