介護の仕事への就職を考えている人のための介護基礎講習会が27日、豊田市福祉センターで始まった。市の委託事業で9人が参加。31日までで、デイサービスセンターなどでの現場実習もある。
初日は市社会福祉協議会の久米賢一・地域福祉課長や市内の特別養護老人ホームの生活相談員らが介護の基本やホームの仕事について説明した。久米課長は介護の知識と技術に加え、相手の意思を尊重する姿勢、命令口調にならない言葉遣いについて話した。
参加者の47歳の女性は20年余り複数の会社で事務職などとして働いたが、今春、雇用されていた派遣会社が閉鎖され、仕事を失った。「改めて自分に何ができるか考えて、以前から興味のあった介護の仕事に就きたいと思った」と話す。ホームヘルパー2級の資格獲得を目指す。
講習会は今年8月に始まり、来年3月まで毎月1回計8回開く。(毎日新聞より引用)