日本ライフ協会:熊本市に誕生 一人暮らし高齢者、障害者の生活支援 /熊本 2009/07/09

近くに頼れる親族のない高齢者や障害者の身元引受人となったり、葬儀の代行、金銭管理をしたりする三重県の財団法人「日本ライフ協会」(本部・津市)が、九州で初めての事務所を熊本市神水に開き業務を始めた。

 介護施設などへの入所は介護保険制度開始(00年度)と同時にすべて契約制になった。しかし家族が亡くなったり、遠くで暮らしていて保証人がいない高齢者は利用できずにいる。また在宅介護でホームヘルパーの利用はできても、入院すると着替えの購入、洗濯などの日常生活の支援は受けられず、不便が生じている。

 協会は利用者と契約して保証人や生活支援をする「みまもり家族」や、弁護士や司法書士などと連携し利用者の金銭管理を手がけるNPO法人として02年にスタートした。大阪府、東京都などにも活動を広げ、延べ850人と契約。7月から財団法人に移行した。熊本市の事務所では生活支援員8人が利用者の支援にあたる。

 協会の浜田健士事務局長は「現状の介護保険から外れ一人暮らしをしている人は多い。制度を知ってもらい、その受け皿となりたい」と話した。熊本事務所は096・285・3689。

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