奥州市に介護事業所 富士通子会社
2009/07/09
奥州市は8日、富士通の完全子会社で介護事業を手掛けるケアネット(川崎市、資本金3千万円、松岡晴男代表取締役、従業員約400人)が同市水沢区に新事業所「岩手サービスセンター(仮称)」を開設すると発表した。富士通によると、富士通マイクロエレクトロニクス(ML)岩手工場(金ケ崎町、正社員1700人)の配置転換対象者約40人を雇用、来年9月の開業を目指す。世界同時不況を受け、本県でも失業者が相次ぐ中、新たな雇用形態として注目される。
富士通広報IR室によると、岩手サービスセンターは胆江地域を中心に訪問介護やデイサービスを手掛ける。同工場からの40人に加え、ケアマネジャーなど専門職数人を地元採用する。
40人は、同工場で電子部品製造に携わる富士通MLの正社員から、希望者と面談し人選する。ケアネットに移るに際して富士通MLを退社、新たにケアネットの契約社員になる。契約は1年更新で、ホームヘルパー資格を取得し専門業務に従事する。