職業訓練：失業者向けで県、福祉サービス科訓練生を募集　／栃木

急速な景気の後退で、雇用情勢が厳しさを増す中、県は失業者向けの職業訓練として、ホームヘルパー２級の資格取得を目指す「福祉サービス科」訓練生の募集を始めた。７月３日まで。

　県は民間の教育訓練機関などを活用した委託事業を実施しており、今回は特に受講希望の多い「福祉サービス科」の訓練コースを増やした。定員は４０人。訓練は８月３日から３カ月間、ＴＢＣ福祉教育センター（宇都宮市）で実施する。

　県労働政策課によると、福祉サービス科は現在４コース、定員７０人で訓練を実施しているが、２２３人の応募があり、倍率は約３・１９倍に上ったという。

　対象者はハローワークで求職登録をしている人。受講料は無料だが、テキスト代約１万２０００円のほか、健康診断料５０００円などが必要となる。申し込みは指定の入校願書と履歴書に記入の上、ハローワークに提出する。面接による選考が７月１４日にある。問い合わせは県央高等産業技術学校（電話０２８・６８９・６３８０）。